対面で習っていただく一般的な茶道教室の案内です。

「入門コース」3カ月9回

略盆という点前の基礎を学ぶのに使われる点前が主な内容です。茶を飲む作法、服紗の扱い、茶巾の扱いなどの最も基本的な所作をここで習います。また、茶とは何かということを知っていただくために、葉茶の入れ方、座り方、茶道の歴史なども学んでいただきます。

「初級コース」3カ月9回

風炉を使った本格的な点前に進みます。略盆と異なるのは柄杓と水指の扱いが加わることです。点前の基本的な流れは略盆と同じですが、点前の基本的な流れが理解できれば、その先のさまざまな点前に対応することができます。

「一般コース」

この先は1年を基本的な単位にして10年、20年続く世界になります。何をどこまで学ぶかはその方次第です。

実は、入門、初級というクラスの内容設定は、以前は新しく入ってきた人のために、時間外に少しずつ行われているような内容でした。茶道が花嫁修業と呼ばれ、多くの人が多少はできたという時代は、入門、初級の内容をかなりの人ができました。現在では全く初めてという人が増えているために、風炉の平点前という初級コースの習得が十分でないと一般クラスで、基本的な点前を習得している方たちといっしょにお茶を学ぶのが難しくなります。

一般クラスの稽古では様々な道具を使うことになります。さまざまな道具に触れながら、自分自身の物としてどのようなものを揃えていくか、これも茶道の学びであり、楽しみでもあります。点前そのものでは夏場は風炉、冬場は炉になります。また、花、香、料理などさまざまなものが加わってきます。道具の問題を中心に、いろいろなことに対応できるようにします。何をどこまで学ぶかが問題になります。

お茶は点てられればいい、ということであれば、10分で住む内容です。しかし、道具を含む多くのことが扱えるようになるには、10年、20年がかかります。

ご不明な点はメール等にてお問い合わせください。