きの和装学苑 山ノ内支部 さくらの会
茶道を習おうという目的の一つに着物を着たいという方が多くいます。和服で点前をするイメージが強くあります。たしかに、本格的な茶会では、特に席を持っている方のほとんどが和服姿です。席に入るお客の場合でも、通常に比べて、和服の方が多くいらっしゃいます。
学生が学園祭などで茶会をするときも、やはり和服を希望する場合が多くあります。そこできの和装学苑の山ノ内先生に学生の着付け指導をお願いしたことから、お付き合いさせていただくことになりました。当初、私は見ていただけでしたが、何かあるたびに和服を利用するために、私が着付けの勉強をした方が早いということになりました。
また、着物をよく着る方の中には、お茶を習っている方や、興味がある方が多いということが分かり、学園前にある着物教室でお茶を教えさせていただくことになりました。和装の教室ですが、お茶を習いに来ていただいてもかまいません。
きの和装学苑にはいくつかの特徴があります。
1.前結び:本来、帯は体の後ろで結ぶものですが、初心者にとってはこれが大変です。前で結んで後ろに回すことで格段に楽になります。きの和装の特徴は「着物3分、帯2分」です。5分で着物を着て帯を結ぶのは、さすがに相当慣れていないと無理ですが、なるべく早い時間で着ることができるようになるのは確かです。また、一日着ていてもあまり着崩れないのもありがたい特徴です。茶会では席を持っている側の人は、かなり動き回ることになります。着崩れないように皆さん苦労します。
2.帯舞:音楽に合わせて、帯を結びます。3分ほどの短い時間で帯が結べることがよく分かります。また、帯を結ぶ手順と動作を正確にできるようになります。最近では、「手話帯舞」をしています。手話で説明しながら帯舞を踊るということで、非常に面白いものです。
3.結心:筒状の胴体に帯を使った飾りを行うものです。着付けの勉強にもなるものですが、帯を使ったアート作品を作ります。
茶道の方は隔週金曜日に教室をお借りしています。着物教室は日曜日を除く午前、午後で教室が設定されています。東豊線学園駅から徒歩5分の所に教室はあります。こちらのHPの問い合わせ先にメールをいただいても構いませんし、ネットで「きの和装学苑さくらの会」で調べていただいても出てきます。また、きの和装学苑の教室は、札幌市内にも数カ所にあります。